「貞子」を見てきました "ネタバレあり"
超久々の映画レビュー。
映画、貞子を見てきました。映画の公式サイトは下記。
貞子っていうと、もう結構前の作品ですが、「リング 」という作品のメインキャラクターですね(お化け側)。
リングという映画は有名で、貞子というと、砂嵐の不鮮明な映像からTVごしに這い出てくるお化けという設定ですね。この設定、映画や作品を見たことはない人でもどこかで目にしたことはあるのではないでしょうか。
ただ、あの時代のアナログTVだから砂嵐ってあったわけで、今のデジタル放送時代にはあの設定は向かないですね。TVの砂嵐を知らない層も普通にいるんでしょうね今の世の中。
そういう意味では、お化けも時代の波に乗らなきゃいけない世の中なんだなぁと。
そこらへん、今回の映画ではどう描かれるのかなとも思って見に行ったわけですが…。
無事に、貞子、時代の波に乗ってたよ!!
それも、動画配信という波に!!タイムリーですね。
インターネット動画で貞子の呪いに感染していくって感じでした。なんだかコンピューターウィルスみたいだな貞子…。
ファンタスティック・カズマという、動画配信業に賭けてそうな配信者(ヒロインの弟)がいい味出してました(配信に専念するあまりに学校やめるなよ…)。
視聴者者数がのび悩む中、5人が死亡する火災事故現場(立ち入り禁止)に行ってしまい、貞子の呪いを受けました。
なんか愛すべきバカといった、どこか憎めないチャラい感じがいい味出してました。最後は悲しいことになってしまいましたが、少年時代の描写や、最後のシーンをみるに基本的にいいやつだったんだなって感じです。
今回は(親に愛されなかった)子供を狙って死に追いやる貞子。この設定はひどいですね。そりゃ日本の少子化も歯止めがかからないってもんです。
それと気になったんですが、貞子ってなんかパワーダウンしてません?生身の女性(主人公)との押し合い引き合いで、力が拮抗していたような…。
呪いも時間が経てば力を失ってしまうのですかね。
なんかこう例えば、彼岸島じゃないですが、丸太で殴れば倒せそうな感じすらありました。
ホラー映画ではあるんですが、怖い!!って感じでもなかったですね。確か昔のリングってもっとヤバい、得体の知れない怖さがあった気がしました。
かなりマイルドになった印象の貞子映画。
ホラー入門用にいかがかな、といった内容だと個人的に思いました。